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小説の書き方がわからない! 初心者に教える物語制作に必要な4つの素材を伝授します!

物語制作の考え方

小説の書き方がわからない! 初心者に知ってほしい物語制作の4つの素材を伝授します!

小説や物語の描き方ってなに?

話の起承転結や理解しやすい物語の流れなど、学べばいくらでもそれらの『型』があるわけですが、
わたくしセイカは専門校などに通う事も無く思ったままの小説を描き、
有難い事に某有名出版社様より数年に渡って声を掛け続けるに足りました。

ただ、有難い声とは裏腹に家計の問題というものがありまして、
泣く泣く夢の全国出版を諦めた1人でもあるんですね。

それでも夢を持つ尊さ、素晴らしさは理解しているつもりなので、
わたくしの意志の継承というわけではありませんが、ここを訪れたあなたが小説家を目指している場合のヒントである、

『小説(物語)を書きたいけど、どう書いて良いかがわからない!』

といった人に向けた、
わたくしセイカのオリジナルな伝授ページとなります。

人の教えは教える人の数だけ存在しますが、
その中の1つとしてセイカの小説の書き方をお伝えしますので、
気になる方は一読くださると何かつかめるかもしれませんね。

これから記す内容が物語を思い描こうとするあなたにとって
重大なヒントになるかどうかまでは分かりませんが、

そういった考え方もある

と感じていただければ幸いです。

非常に長い話になるので幾つかのページに分けますが、
物語を思い描く上で全くの初心者、そして全く勉強しなかった人でも小説家になれる可能性があると知っていただければ幸いです。

ここでははストーリーに必要不可欠な

主人公・主人公の世界・主人公の支え・主人公の考え

について説明します。

 

では参りましょう。

小説を書く上で必要不可欠なモノ

小説を書くために絶対必要不可欠なものが『主人公の存在』ですね。

では、その『主人公』とはいったいどんな存在でしょうか?

人間タイプ(現実世界)

多くの物語を創造する中で最もイメージしやすいのが人間ではないでしょうか?

自分が人間であり、人間社会の中を歩む中で少なからず『人を見る目』が育っている筈です。

十人十色と言われるように、人それぞれに固有の性格が存在し、一言に様々ですね。

様々な性格の中からあなたの目線で主人公に見合う人材を探し出し、それを物語の中央人物にするのも悪くありません。

ただ、もともと小説家を目指していたのがあなたであれば、既に主人公枠は決定されているかもしれませんね。

自分自身、モチーフにぴったりの友人知人、どうしても気になる過去の偉人…。

こうした現実世界の人物はそれだけでキャラクタ性が存在しており、物語の主人公として歩ませることが出来ますね。

人間タイプ(創造世界)

同じ人間でも架空の人物という存在があります。

早い話がマンガのキャラクタやゲーム内に登場するキャラクタですね。

もともとが創造世界の人物という事もあり、ジャンルによってはこちらの方が参考になるのでは?

過去の世界をモチーフとした実在しない想像上の人物、全く別世界のめちゃくちゃな世界観の中の登場人物。

世の中に出回るマンガやゲームの中の主人公のほとんどは現実社会に実在しない人物が多く、
言ってみれば創造者の好き勝手な理想の人物像が文字や絵として具現化したようなものです。

むしろ、こちらのタイプが主人公として登場する作品の方が多いでしょう。

悪く言えばあなた自身の脳裏にだけ存在する理想の主人公像。

だからこそオリジナル100%の人格が形成され、それを自由に動かすが出来るのですね。

そんな主人公をよりリアルに現世に送り出す可能性を秘めるのは、誰でもないあなた自身なのです。

動物・架空の生物タイプ

人間ばかりが主人公として活躍するのが物語ではありません。

視点を変えれば動物だって主人公として活躍できます。

とはいえ、完成した物語を実際に読むのは当然ながら人間です。

なので、主人公となる動物の思考や発言は人間そのものであって構いません。

ここしばらくは擬人化が人気ですが、擬人化されたモチーフを眺めてみると、
もともとモンスター(化け物)たっだり、大小の動物(馬や猫)だったりしていますね。

本当に普通の動物だと、その姿形から物語を進行させる上で支障が出てしまうため思い切って人間化したという話でしょうが、
想像上の登場キャラクタを歩かせる意味では、むしろこちらの方が賢いといった場合も往々にしてあるものです。

 

別の視点では動物そのものが主人公の物語も面白いかもしれませんね。

1986年には『子猫物語』というタイトルが発表されて日本中で大ブームとなりましたが、
子猫物語の作品中に『人間』が登場するシーンは存在せず、強いて言うならば

ナレーションと人工物

この2点でした。

登場キャラの全ては主人公のトラ猫(チャトラン)をはじめ、パグ犬・熊・カモメ・フクロウ・キツネ・子牛……と、地域性にもよりますが、
日本人としてはまず珍しい存在でもない動物たちで構成された物語でした。

別に人間が登場しなくとも空想上の物語は進行可能であって、小説を書く事も可能なのです。

そしてもちろん、動物たちのリアルな生き方を眺め、それを小説化する事も可能という事ですね。
(子猫物語の場合は制作の中で完全に人の手が加えられていましたが)

人工物・無機質・思念タイプ

本来言葉を発する事が無い動物が物語を進める事が可能であるならば、
非生物が主人公でも別段不思議ではないという事なります。

例えば『お金』はどうでしょう。

10円玉に心(あなたの考え)が宿り、人の手から人の手を渡って世界中を旅する物語の完成も可能です。

普通に考えれば動く事すらできない10円玉ですが、その身に置き換えればとんでもない冒険の連続だと思いませんか?

 

思念と言えば固有の形を持たない存在ですが、姿形のない主人公も見方によっては面白みが増すはずです。

例えばホラー作品。

多くの作品でポピュラーなストーリはと言えば人間側が悪霊(思念)を退治するというのが王道ですが、
反対に思念が何かを守るために人間を追い払い続けるストーリーも面白そうですね。

思念だからこそ行動に制限が掛からず、思うがままの影響を与えるという設定も可能です。

 

このような感じで主人公が必ずしも人間でなければならない理由はありません。

ただ、小説の第一文字を書く際にイメージしやすい対象はというと、自分が人間であるからこそ人間タイプが描きやすいという事は間違いないでしょう。

人間以外をモチーフにするならば、擬人化により人間の思考を持った存在とするか、人間の思考を持ったモノとすれば書きやすくなるでしょう。

主人公の次に必要なモノ

どんなキャラクタであっても『移動の概念』が存在します。

棒立ち状態の移動不可能なキャラクタでは物語の進行上、非常に高い知識や考え方が必要になり、少なくとも初心者向けではありません。

主人公の世界を用意しよう

主人公があなたの小説内で歩き回るには、そのフィールドが必要不可欠ですね。

人間のように二足歩行する主人公なら地面が最低限必要です。

同じ人間でも『人間タイプ』とした場合は背中に羽が生えていたり、そのまま空中を移動する場面もある事でしょう。

そうなると今度は地面の他に空間が必要になります。

ただ、自ら造り上げる小説の世界は現実世界の全てを一致させる必要はありません。

古代ローマ帝国が自宅の隣に存在しても何ら不思議ではないというのが『描く』ことの素晴らしさであり、面白さでもあります。

でも、そうした背景を描くためには書き手の脳裏の中に一貫した固定概念が存在していなければならず、
思い付きでストーリーを進行させてしまうと後の話がごちゃごちゃになってしまう事もしばしば。

なので、主人公を歩かせる世界観は主人公を含むキャラ設定以上に凝る必要があるかと思います。

重要拠点を設置する

ストーリー上必要のない場所であっても、主人公が行動するための『スタート地点』は必要不可欠です。

エニックス社(当時)が1988年に発売した『ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』で言えば、主人公キャラのスタート地点は自宅でした。

主人公は自宅で寝ているところ、母親に起こされる事から物語が動き始めるわけですが、
自宅だからと言ってその後の往復が必要かというと、実はそうではありません。

主人公の自宅はストーリー上で言えば飾り付けに過ぎない『その他』のような扱いですが、
『物語の進行・スタート』という意味ではここからすべてが始まる事になるため、
開始地点という意味ではこれ以上に重要な拠点は無いという話になりますね。

ちなみにドラゴンクエストのような、俗にRPGと呼ばれるジャンルは固定の拠点を転々と歩き回って物語の完結(エンディング)に向かいます。

主人公が行き来するそれぞれの拠点は多いに越したことがありませんが、
フィールドの話同様、いきなり多くを詰め過ぎると頭が混乱してしまうので、
あなたの主人公が向かう先々で1つ1つ追加するのが完成に向けての一番の近道だと思います。

セイカが小説を描いていた頃は、適当な白紙にマップを書き足しながら進行していました。

主人公の支えになる様々なモノ

あなたの主人公が完成しました。

そしてその主人公が歩き回るための世界観が全てではなくとも、一部が完成したとします。

次に必要となるのが主人公を取り巻くサブキャラの存在ですね。

最も王道を行く物語はどんな内容であれ『仲間』が存在するところでしょう。

仲間が常に主人公の味方かと言えば必ずしもそうだとは言い切れませんが、
こうしたサブキャラが登場する事でストーリーの盛り上がりは全然異なってきます。

仲間を加えよう(人間タイプ)

主人公が人間でなければならないという決まりが無いように、主人公を取り巻く仲間が人間である必要もありません。

ただ、強いて言うならば世の中に出回る作品のほとんどが人間・または人間タイプに酷似した、
いわゆる『人間種族』が活躍している作品が非常に多いため、初心者という立場を考えれば、

同じように人間(タイプ)の主人公と人間(タイプ)の仲間の組み合わせ

が、シナリオを進行させる場合スムーズになるのではないでしょうか?

何よりも人とは異なる生活リズムを考える必要が無いため、一般的な考えをそのまま文字化すれば良いという話になります。

仲間を加えよう(動物・霊)

人間だけの構成だと小説の内容によっては偏りが出るという場合、いっそ人間以外を味方に加えるというのも想像世界ならではの利点でしょう。

姿形違えど人間と同じ思考を持つ動物はもちろん、姿すら存在しない霊魂を起用するのも書き手の自由です。

これはセイカの中の勝手な判断ですが、姿形が存在しない霊魂は扱い易くて頼もしい(架空の)存在です。

姿形が無いのでその説明が簡単であり、シチュエーションを気にせず登場させたり退場させたりも出来ますね。

冒険もので言えば人並外れた力を持たせてもいいですし、状況を問わないお助けキャラにもなるからです。

もちろん、そんな霊魂に一定の条件を加え、時に衰弱させれば主人公が引き立つ…。

なんて書き方も出来ますよ。

仲間を加えよう(固定物)

主人公が1人で物語を進行するシナリオの場合は同じ仲間でも一緒に行動する事はありませんね。

ただ、物語を書き上げるには周囲からの情報(ヒント)が無ければ自然なストーリーとして進行が難しくなるため、
主人公に向けて発せられる助言はあった方が良いでしょう。

これは作者や作中の主人公に対する助言ではなく、読み手に対する助言という意味合いが強いものです。

作者は自分の脳裏でストーリーを展開させるわけですから、言うまでもなくヒントなんか必要ありません。

ですが、読み手からすれば作者がどんな思いでその物語を書き上げたが判らないため、
ヒントのない作品では内容そのものが大暴走した流れになってしまうんですね。

そこで読み手にとって参考になるのが主人公を通して伝える情報やヒントです。

 

ヒントを言う相手が主人公と密接な関係を持つ必要はありません。

その場から身動きの出来ない『木』でも、その辺を転がる『片方の靴』でも構わないのです。

主人公の立場はどんな感じ?

物語の中央に立つ事になる主人公には、ほとんどの場合ストーリーを進行する上で本来の目的がある筈です。

ジャンルによって主人公の考え方や存在意義は大きく変わってきますが、
ここでは剣や魔法が活躍する冒険モノを参考に話を進めましょう。

それぞれの物語に登場する主人公は最終的に偉業を成し遂げる事が大半ですが、
大きくは以下の3タイプに分けられます。

1:もともと目的が無い。

何気ない日常の中で何気ない毎日を過ごす主人公が、気が付けばトラブルに巻き込まれていて物語の中央人物と化しているパターンです。

非力な一般人が活躍するストーリーでよくある話ですね。

冒頭はタイトルとはかけ離れたほのぼのした内容で時間が過ぎますが、ある時を境に世界観が一変する魅力を持っています。

この場合の主人公は逃げる意味で戦う・生存を掛けて行動したら根源に辿り着いた。

と、こんな感じでしょうか?

2:何かしらの目的がある。

目的が無かった主人公とは異なり、こちらは初めから目的を持ったタイプの主人公です。

荒廃した世界観にはそうなった原因があり、初めからその根源が何なのかを知っている場合に多いですね。

荒々しい修行を経て今現在に成長し、まさにそこから根源を断つための冒険に出かける。

これが王道でしょうか。

最終ターゲットが初めから決定されているので、シナリオ構成を考えるという意味では最も初心者向けと言えるかもしれません。

3:偶然性がもたらす行動。

初めの例に近いものがありますが、冒険とは全く無縁の主人公が偶然目にした何かから物語が展開するというケースも少なくはありません。

また、物語上では主人公であっても、ストーリー進行上では脇役から始まるケースもありますね。

何かの仕事で下っ端として働く中で、トラブルに巻き込まれチームが壊滅。

唯一生き残った主人公が命からがら一報を持って拠点に戻る。

これだって立派なシナリオであり、小説化が可能です。

 

ここでは僕の考えつく3つのタイプを紹介しましたが、小説のナカミに何を含めるかは作者の完全自由なので、
いま述べたタイプは3つに限らないと理解しておいて損は無いでしょう。

この話のまとめ

このページで伝えたのは小説を書く上で必要不可欠な4つの要素です。

主人公と主人公が歩み始めるための拠点、そして主人公に対して何らかの影響を与える味方的な存在、それとストーリー開始時の主人公の立場とその環境です。

実は小説を描くという行為は難しい話ではなく、思い描く主人公とその拠点さえあれば、あとは流れで必要なパーツはおのずと見えてくる…。

というのがセイカの本音でもあります。

現実世界に置き換えれば、あなたという主人公が存在し、自宅という拠点が存在し、そこからあなたは外の世界に踏み出していますよね。

外に出れば誰かとすれ違いますし、良かれ悪かれ印象に残るイベントが発生します。

毎日駅で缶ジュースを飲む。

これだってある言い方をすれば『日常』ですが、別の言い方をすれば『イベント』となるわけですね。

こんな様子を文字化するだけで小説は書き記す事が可能であり、その表現をどうするかで現実世界が架空世界に変化するという話でもあるのです。

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